用語解説

※用語はあくまでも指標であり、個人によって使い方、ニュアンスも様々です。

FtM(エフティーエム)

Female To Maleの略。
女性として生まれたが、自分は男性であると確信し、男性としての生活を望む(生活している)人のこと。性自認の形を表す用語であり、FTMでも治療の段階・有無・恋愛対象は人それぞれ。また性同一性障害の類でもある。
FTMの逆がMTF(MaleTo Female Male)
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トランスジェンダー(transgender)

心の性(性自認)と自分の身体の性が一致しない人のこと

性同一性障害(GID:gender identity disorder)

性自認が自分の性と異なり、違和感・苦痛を感じる人が医師の診断を受け、基準を満たしたときに付く診断名。
※2014年より日本精神神経学会の用語翻訳ガイドラインでは「性別違和」に名称変更されましたが、LapH本誌では「性同一性障害」と表記しています。

オナベ/オナベバー

昔は男装をして夜の仕事をしている人のことを指しましたが、今のオナベバーにはFTM当事者も多い。
「オナベ」はあくまでも職業名であり、直接当事者を指すものではありませんが、FTMであることを一般の方にわかりやすく説明するために「オナベ」という表現を使う人もいます。

性別適合手術(SRS:Sex Reassignment Surgery)

心の性(性自認)に身体の性別に近づける為に行う外科的療法のうち内外性器に関する手術。FTMの場合は内性器の摘出、男性器の形成等。

胸オペ(むねおぺ)

乳腺摘出(乳房切除)手術のこと。
本誌では当事者間でよく使われる言葉である「胸オペ」と表現しています。

ホルモン注射/ホルモン治療

本誌では主に「男性ホルモン注射」のこと。
男性ホルモン注射のよって、月経の停止・体重増加・にきび・声の変化・クリトリスの肥大・体毛の増加など、男性の身体に近づけようとします。また投与によって副作用が発生することもあります。
※身体の変化には個人差があります。

カミングアウト/カム

今まで公にしていなかった自らの性別や性的指向を周囲に告白し、相手との関係を(さらに)築こうとする行為

パス/パスする

身体とは異なる性自認を持つ当事者が、身体の性に気づかれず、自分の望む性別で周囲に通っていること。FTMの場合、男性として見られること。
またその反対が「リード」で、肉体性別を見抜かれて(読み取られて)しまうこと。
「パスグッズ」とは、パスしやすくする為の商品です。

セクシュアリティ

人間の性のあり方の全般。
「セクシュアル・マイノリティ」とは、性的少数者と訳され、「セクマイ」と略して使用されることもある。

LGBT

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を組み合わせた表現であり、性的少数者のこと。あくまでもセクシュアル・マイノリティの一部の表現でしかない為、近年ではLGBTQという表現も用いられる。
※Qは「Questioning(自分の性別がわからない状態)」、「Queer(近年使用されているセクシャルマイノリティーの総称)」を意味する